健康や美容のために歯列矯正を始める方は年々増加しています。
そのような中で「自分の歯が動くことができるのか、また年齢を重ねると歯が全く動かないのではないか」と心配するお声をいただくことがあります。
実は、歯列矯正は年齢に関係なく行うことができます。
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歯は、人間が生まれた時から絶えず動き続けています。
それぞれの歯は筋肉や顎骨の動きに合わせて日々少しずつ調整されています。
なので、矯正を行っていなくても、昨日と今日でわずかに噛み合わせが違うな?と感じることもあるのです。
歯が動くメカニズムのページ
こちらで紹介した歯槽骨や歯根膜の新陳代謝は全ての人の体内で働いています。ですので、年齢を重ねても歯はきちんと動いてきてくれるのです。
ただし、加齢変化によってこの新陳代謝のスピードが遅くなることがあります。そのため、若年の患者様に比べて治療の期間がやや長くなることがあります。
参考として、以下に骨形成に関わる骨形成マーカーの数値をご紹介します。
ALP(アルカリフォスファターゼ)
ALPは、骨をつくる細胞であるオステオブラストが分泌する物質のことで、骨形成の活発さを示す指標となります。
20代の女性の骨形成マーカーであるALP(アルカリフォスファターゼ)の平均値は、約212IU/Lです。
一方、40代の女性の平均値は、約162IU/Lとなっています。
男性の場合も同様の傾向が見られます。
このように、骨を作る機能が加齢に伴いやや減少していくため、その方や年齢に合ったペースで慎重に行っていく必要があるのです。
また、無理な力で動かすと歯のぐらぐらが強くなったまま治らなかったり、歯肉退縮のリスクも増加します。
多くの人々が歯列矯正治療を受けることができるようになりました
近年では技術の進歩により、年齢を問わず、より多くの人々が歯列矯正治療を受けることができるようになりました。
とくに、マウスピース矯正は装置の使いやすさも大きな利点ですが、それ以上に弱い力を持続的にかけることができることは成人矯正にとって理想的な治療方法と言えます。
マウスピース矯正(インビザライン)の素材の利点に関してはこちらのページをご覧ください。
治療期間中に口腔内のケアも重要です
歯列矯正治療を受ける際には、治療期間中に口腔内のケアをしっかり行うことが必要です。
日常で歯磨きやフロスの使用、クリニックでのクリーニングを定期的に行うことで、治療期間中に口腔内の健康を維持することができ、スムーズな治療に繋がります。
歯列矯正治療を受けることにより、見た目の美しさや口腔内の機能を改善することができる事に加えて、歯周病や虫歯などの口腔内の疾患を予防することができます。
また、正しい噛み合わせを実現することで、歯の摩耗を防止することができます。
【まとめ】
歯列矯正治療を受けることにより、見た目の美しさや口腔内の機能を改善することができる事に加えて、歯周病や虫歯などの口腔内の疾患を予防することができます。
また、正しい噛み合わせを実現することで、歯の摩耗を防止することができます。
以上のように、年齢に関係なく、歯列矯正治療はお口の健康のために非常に有用な手段と言えるでしょう。
気になることや不安なことがございましたら、いつでもご相談ください。
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