インビザライン マウスピース矯正専門医院

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マウスピース矯正

マウスピース矯正における洗浄と衛生管理の大切さ 

インビザラインをはじめとするマウスピース矯正は、目立ちにくく快適に歯並びを整えられる矯正方法として人気です。                                             
しかし、毎日装着する医療機器である以上、そのお手入れや衛生管理を怠ることで、虫歯や歯周病などのトラブルを引き起こす可能性があります。
「マウスピースのにおいが気になる」「透明だったマウスピースが白く濁ってきた」などといったお悩みはありませんか?

本記事では、マウスピース矯正を行う上で欠かせない「洗浄・衛生管理」の重要性と、正しいお手入れ方法について、歯科医師の専門的な視点から解説します。

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なぜマウスピースの洗浄が重要なのか?

マウスピース(アライナー)は、食事や歯磨きの時間を除いて1日20時間以上装着するものです。
そのため、唾液や細菌、食べ残しが付着しやすく、適切に管理しなければさまざまなリスクが発生します。

想定されうるリスクは、

  1. 細菌バイオフィルムの形成
  2. 装置の透明性と美観の劣化
  3. 矯正精度への悪影響

です。順番に解説いたします。

細菌バイオフィルムの形成

マウスピースの表面には、細菌が付着しやすく、わずか数時間でバイオフィルム(微生物の集合体)が形成されます。
これを放置すると、プラークのように除去しにくくなり、虫歯や歯周病の原因になります。

装置の透明性と美観の劣化

磨き残しや洗浄をサボってしまうことにより、唾液中のたんぱく質や色素(コーヒー・お茶・カレー・ワインなど)が沈着し、マウスピースの透明感が損なわれます。

矯正精度への悪影響

マウスピースが変形したり、正しく装着できなくなったりすると、予定された歯の移動が達成されず、治療計画の修正や期間延長を余儀なくされることもあります。
清潔かつ精密に使用することが、矯正治療の成功につながります。

毎日の基本的な洗浄方法

マウスピースの洗浄は、毎日の習慣として確立することが重要です。
以下に、続けやすく正しいケア方法を詳しく解説します。

マウスピースの洗浄方法のポイントは、

  • 着脱後すぐの流水洗浄
  • やわらかめの歯ブラシで物理的除去
  • 専用洗浄剤を併用する

ことです。

着脱後すぐの洗浄

マウスピースを外したら、まず水・ぬるま湯でしっかりすすぐことが基本です。
唾液や付着した大きな食べ残しを除去し、細菌の増殖を抑える第一歩となります。

やわらかめの歯ブラシで物理的除去

専用ブラシ、または毛先のやわらかい歯ブラシを使って、表裏を優しくこすり洗いします。
このとき、歯磨き粉は使わないようにしてください。
歯磨き粉に含まれている研磨剤によってマウスピースの表面が傷つき、傷がついた部分が細菌の温床になる可能性があります。

専用洗浄剤を併用する

においや着色を防ぐためには、週数回(洗浄剤により規定あり)の「専用洗浄剤(酵素・界面活性剤含有タブレット)」の使用が効果的です。
水に溶かして浸すだけのものが多く、除菌やたんぱく質分解の効果が期待できます。

この限りではないケースもありますので、ご不安な点やご質問などがございましたらお気軽にお問い合わせください。

おすすめの洗浄アイテム

マウスピース矯正における洗浄コラムおすすめの洗浄アイテム

一般的にマウスピースを洗浄する際に、どのようなアイテムがあれば便利かを解説いたします。

  • マウスピース用洗浄タブレット
  • 毛先のやわらかい歯ブラシ
  • ぬるま湯(適温は40度以下程度)
  • 中性の食器用洗剤(無香料・少量でOK)

以下でそれぞれ説明いたします。

マウスピース用洗浄タブレット

ブラッシングだけでは落としきれない細かい汚れを洗浄するために、マウスピースやリテーナー(矯正後の保定装置)用の洗浄タブレットがあります。
水やぬるま湯の中にタブレットを入れて、発泡した液の中にマウスピースの浸け置きをするようなタイプが多いです。
毎日使用することが推奨されているものから、週に数回のものまでさまざまですので、薬剤に記載の頻度でご使用ください。

毛先のやわらかい歯ブラシ

マウスピースをブラッシングして綺麗にする際、毛先の固いものを使用すると、マウスピースが摩耗してしまうことがあります。
汚れが付着しやすくなり、形が変わってしまうと最悪の場合作り直しになることもありますので、毛先のやわらかい歯ブラシで優しく磨いてください。

ぬるま湯

マウスピース矯正で使用するマウスピースは、主にポリウレタンなどのプラスチックでできています。
そのため、あまり高温のお湯に浸けたり触れたりすると、熱で変形をする恐れがあります。
洗浄する際や浸け置きをする際などには、人肌程度のぬるま湯を用意してください。
もちろん煮沸消毒も厳禁ですので、お気を付けください。

中性の食器用洗剤

食器用の中性洗剤は、マウスピースの洗浄にご使用いただくことが可能です。
洗剤の原液をそのままかけるのではなく、水などで薄めてご使用いただけるとなお良いです。
注意点といたしましては、アルコールや漂白剤を使用している食器用洗剤は、マウスピースの品質に影響を及ぼす可能性があるため使用をお控えください。

やってはいけない洗浄方法

一方で、避けた方がよい、やってはいけない洗浄方法もあります。

例えば、

  • 熱湯での洗浄
  • 研磨剤入りの歯磨き粉を使用しての洗浄
  • 塩素系漂白剤やアルコール消毒液の使用

などです。それぞれ解説いたします。

熱湯での洗浄

沸騰したお湯にマウスピースを浸すと、熱変形を起こし、装着できなくなる可能性があります。
また見た目に変化がなくても、フィット感に影響を与えるリスクがあるため、常温〜ぬるま湯(40度以下)の使用を徹底しましょう。

研磨剤入りの歯磨き粉を使用しての洗浄

前述の通り、歯磨き粉に含まれる研磨剤は、マウスピースの表面を傷つけ、透明感を損ないます。
また、細かな傷にプラークや着色汚れが残りやすくなるため、使用は避けてください。
どうしても使用したい場合は、「研磨剤不使用」と明記されているものや、研磨剤の入っていないジェルタイプのものをご使用ください。

塩素系漂白剤やアルコール消毒液の使用

塩素系洗浄剤やエタノールなどの消毒液は、プラスチック素材を変質させたり、人体に有害な成分が残留する恐れがあります。
これらは医療用マウスピースの洗浄には不適切ですので、使用はしないようにしましょう。

洗浄を怠ることで起こるトラブル

マウスピース矯正における洗浄コラム洗浄を怠って起こるトラブル

適切な洗浄を行わなかった場合、以下のような問題が発生する可能性があります。

  • 口臭の悪化
  • 虫歯・歯周病リスクの上昇
  • 装置の劣化や変形
  • 着色や変色が起きる
  • 満足度の低下

それぞれについて解説いたします。

口臭の悪化

マウスピースに付着した汚れを怠ってしまうと、細菌が繁殖し、それによって硫黄系のガスが発生する場合があります。
硫黄系のガスが発生すると、口臭が悪化することにつながります。

虫歯・歯周病リスクの上昇

バイオフィルム中の病原菌が活発化してしまうと、ありとあらゆる歯のトラブルにつながる恐れがあります。
例えば、虫歯の悪化、歯周病になるリスクの上昇などです。

装置の劣化や変形

マウスピースの使い回しや、取り扱いが雑な場合、装置が劣化や変形をしてしまうことも。
不意に大きな力が掛かったり、状態が悪くなったりすることがないよう、丁寧に扱いましょう。

着色や変色が起きる

食べ物・飲み物などに含まれている色素がマウスピースの素材に付着することがあります。                     さらに、時間の経過とともに色素が内部まで浸透し、着色や変色が起きてしまうことがあります。

満足度の低下

洗浄やケアをサボってしまい見た目やにおいへの不快感が長期に及ぶと、装着への意欲も低減するため、マウスピース矯正治療への満足度や納得感が低下します。
通院へのモチベーションも下がってしまうので、清潔でいられるように努めましょう。

快適に治療を進めるためのポイント

マウスピース矯正における洗浄コラム快適に治療を進めるポイント

では、上記のようなトラブルが発生しないために、どのようなことを行えばよいでしょうか。

  • 毎日1回の丁寧な洗浄習慣
  • 時間帯を固定してお手入れ
  • 専用の洗浄タブレットの併用
  • 保管は清潔な専用ケースで

それぞれについて解説いたします。

毎日1回の丁寧な洗浄習慣

1日に1回、必ず丁寧にマウスピースの洗浄を行うようにしましょう。
出先や時間のない時は水洗いだけでも何もしないよりは良いですが、洗浄剤などをきちんと使用して、清潔な状態を保てるよう努めましょう。

時間帯を固定してお手入れ

余裕のある時間は人それぞれですので、ご都合のよいタイミングで、毎日この時間にお手入れをすると決めてしまうとやり忘れを防ぐことができます。
朝に○○をした後、夜寝る前、などご自身の生活のルーティンに組み込むことができるとさらに良いでしょう。

専用の洗浄タブレットの併用

ブラッシングだけではどうしても届かない汚れを浮かせたり落としたりするために、タブレットタイプの洗浄剤があります。
毎日の使用が必須でないものもありますので、日々のお手入れの+αとして持っておくと良いでしょう。

保管は清潔な専用ケースで

マウスピース矯正は基本的にほぼ終日付けることが要求されますが(20時間以上~など)、食事の際など一時的に外す機会はあります。
その時に使用する専用ケースも、常に清潔さを保てるようにしましょう。
ケースの洗浄方法もマウスピース本体と概ね同じです。
除菌シートを使用したい場合、一般的なアルコールを含んだウェットシートではなく、入れ歯用でマウスピースに使用可能なものをご使用ください。

まとめ:正しい洗浄が矯正成功の礎になる

マウスピース矯正を成功に導くためには、毎日の装着と同じぐらいに「洗浄・衛生管理」が大切です。
透明なマウスピースを美しく保ち、正確に歯を動かすためにも、正しいケアを習慣化しましょう。

当院では、長年の経験と最新設備を活かして、患者さま一人ひとりに最適な治療環境を整えています。
治療効果を最大限に引き出すためにも、ぜひ正しいお手入れ方法を身につけてください。

当院は、4年連続レッドダイヤモンド認定医を受賞している歯科医院です。
豊富なマウスピース矯正の症例実績がございます。

ぜひ、ご相談だけでもお気軽にお問い合わせください。
現在キャンペーンも開催しております。

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投稿・監修者プロフィール

ルーチェスタッフ
ルーチェスタッフ
このブログでは、患者様や一般の方々が歯科医療に関する理解を深め、健康な歯と口腔を保つための情報を提供しています。新しい治療法や予防のためのケア方法、口腔衛生に関するヒントなど、幅広いトピックにわたって記事を更新いたします。

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