インビザラインは、マウスピース矯正の代名詞ともいえる装置で、日本のみならず世界でも長く、トップシェアを誇っています。
これまで世界100ヶ国以上、1400万を超える人がインビザラインで歯並びを治しているので、矯正するならインビザライン!と決めている方も少なくないことでしょう。
ここではそんなインビザラインに関する口コミやメリット・デメリットをご紹介して、後悔のない矯正治療を受けていただけたらと思います。
目次はこちら
インビザラインのメリットとは?
はじめに、インビザラインのメリットについてご紹介します。
この点はインターネット上の口コミでもよく見聞きするかと思いますが、実際にどのような利点があるのか気になることでしょう。
1.透明で目立ちにくい
インビザラインのメリットとして第一にお伝えしておきたいのは「審美性の高さ」です。
インビザラインでは「アライナー」と呼ばれる透明な樹脂製のマウスピースを使って歯並びをきれいにすることから、一見すると何もつけていないように見えます
よほどの至近距離で凝視しない限り、矯正装置の存在に気付かないことでしょう。
ワイヤー矯正は、ギラギラとした金属製のワイヤーやブラケットが歯列全体に設置されるため、口元の審美性の低下は避けられませんでした。
その点がネックとなって矯正治療に踏み出せずにいた、あるいは諦めていたという方は、透明で目立ちにくい装置を使うインビザラインを検討してみてはいかがでしょうか。
2.取り外し可能で手入れが簡単
インビザラインのマウスピースは、患者さんでも簡単に取り外しができて、お手入れもしやすいです。
「矯正装置は歯に固定するもの」という常識を覆したのがインビザラインです。
こんなに簡単に着脱できるのにどうして歯並びを矯正できるの?という疑問を持たれるほど、取り扱いやすい装置となっていることから、矯正治療中の生活も快適に過ごせることでしょう。
インビザライン矯正中の食事について
インビザライン矯正中は、マウスピースを外した状態で食事をすることができます。
ワイヤー矯正のように、装置の破損につながる食べ物を避ける必要がないのです。
硬い食べ物もネバネバとした弾力性の高い食品も気にせず口にできます。
つまり、矯正を始める前と同じ生活を送れるのがインビザラインなのです。
インビザライン矯正中の歯磨きについて
インビザライン矯正では、食事と同様、歯磨きの時も装置を外すことができます。
ブラケットやワイヤーが邪魔になって磨き残しが多くなることはなく、普段通りの口腔ケアを継続できます。
その結果、虫歯や歯周病、口臭などが生じるリスクを最小限に抑えられます。
矯正中に虫歯や歯周病になってしまうと、治療が中断するだけでなく、装置の作り変えが必要となることも珍しくないため、口腔衛生状態を良好に保ちやすいということは患者さんにとって極めて大きなメリットといるでしょう。
3.治療期間が短い
インビザライン矯正で歯を動かす期間は、1~2年程度となっています。
いわゆる部分矯正にあたるインビザラインのプランであれば半年程度で歯の移動が完了するため、従来法と比較すると治療期間が短いというメリットがあります。
インビザラインの矯正システム自体が従来法とは大きく異なる面があるため、比較的短い期間で歯並びの治療を終えられるようになっています。
これはインビザラインのマウスピースが治療のスタート時点ですべて完成していることや、診療の大半がデジタル化していることが関係しているのでしょう。
4.歯の健康に配慮した治療
インビザラインは、いくつかの点で従来法よりも歯の健康に配慮した治療法であるといえます。
虫歯や歯周病になりにくい
マウスピース矯正のインビザラインでは装置を外した状態で歯磨きをすることができます。
その結果、歯垢・歯石の堆積を防ぎやすくなり、虫歯や歯周病リスクも減らせるのです。虫歯と歯周病は、日本人が歯を失う主な原因となっていることから、それらを予防しやすくなることは歯の健康に配慮しているといえるでしょう。
歯にブラケットを付けなくて良い
ワイヤー矯正では、必ずブラケットと呼ばれる留め具のようなパーツを歯面に接着しなければなりません。
ワイヤー矯正はブラケットを付ける時の接着剤は、歯に対して相応の負担はかかります。
それを歯列全体にわたって行うワイヤー矯正と比較すると、マウスピースを着脱するだけのインビザラインの方が歯の健康に優しいといえるでしょう。
抜歯を回避しやすい
矯正治療では、健康な歯を抜いてスペースを作り出す便宜抜歯(べんぎばっし)という処置が必要となりやすいです。
インビザラインの場合は「奥歯を後ろに下げる」という歯の移動がワイヤー矯正よりも得意であることから、比較的抜歯を回避しやすいといえます。
その他、歯列を横に広げたり、歯の側面を削るストリッピングでスペースを作ったりすることでも抜歯を回避できます。
もちろん、インビザラインであっても便宜抜歯が必須となるケースは多々ありますが、ワイヤー矯正よりも回避しやすいという点においては、歯の健康に配慮した治療法といえるでしょう。
5.アタッチメントが使える
インビザライン矯正では、アタッチメントというレジン製の突起を歯面に設置することができます。
アタッチメントは、マウスピースの浮き上がりの防止、矯正力の強化、歯の移動方向のコントロールなど、多岐に渡る効果が期待できます。
歯を効率良く動かすだけでなく、仕上がりを良くする上でも大きな力を発揮してくれることでしょう。
そうしたアタッチメントシステムの有無は、矯正治療への満足度にも深く関係してきます。
ちなみに、その他のマウスピース矯正ではアタッチメントを使用することができないため、矯正に長い期間を要したり、歯並びを計画通りに治せなかったりすることが多々あります。
インビザラインのデメリットとは?
インビザライン矯正には、メリットだけでなくデメリットも伴います。
これもまたインターネット上の口コミでよく見聞きすることでしょう。ここではインビザラインの代表的なデメリットを2つ取り上げます。
歯並びによっては効果が薄い
インターネット上の口コミでは、「インビザラインをしても歯並びがあまり変わらなかった」という書き込みを目にすることがあります。
その情報だけを見ると、インビザラインはあまり高い効果が期待できない治療法のように思えてしまいますが、実際はそんなことはありません。
もちろん、歯並びがもともときれいで微調整をする程度の矯正では、治療の効果を実感しにくいことでしょう。
逆に、歯並びの乱れが大きくて、インビザラインではきれいに治せない症例でも治療による効果を実感できないこともあり得ますが、矯正法によって向き不向きがある点も正しく理解しておけば後悔する可能性も低くなります。
繰り返しになりますが、インビザラインが治療効果の薄い方法ではなく、あくまで特定の症例で十分な効果が発揮できない場合があるということです
治療期間が長い
上段では、インビザラインは治療期間が比較的短い矯正法とお伝えしましたが、インターネット上では「インビザラインの治療が長引いた」とか「インビザラインの矯正がなかなか終わらない」といった口コミを目にすることがありますよね。
それは次に挙げるようなトラブルが生じたことが原因となっているのでしょう。
マウスピースの装着時間を守れていない
インビザラインのマウスピースは、1日20~22時間装着しなければなりません。
食事と歯磨き以外のほとんどの時間はマウスピースを装着している状態となるのですが、そのルールを守れないと、歯が予定通りに動かずに治療も長引いていきます
マウスピースの交換頻度・順番を間違えている
インビザラインのマウスピースは、装着だけではなく、次のステージへの交換も患者さん自身が管理しなければなりません。
一般的なケースでは1~2週間ごとに新しいマウスピースへと交換していきますが、その頻度や順番を間違えると矯正が計画通りに進まず、治療期間も延長されていきます。
矯正中に虫歯になった
インビザラインは歯磨きしやすい矯正法ではありますが、それでも虫歯になってしまう人はいます。
とりわけマウスピースをつけたまま清涼飲料水などを飲む習慣があると、虫歯リスクが急速に高くなるため十分な注意が必要です。
矯正中に虫歯になれば、その治療を優先しなければならないだけでなく、ケースによってはマウスピースの作り直しを余儀なくされます。そうなると治療期間も延長されます。
インビザラインとワイヤー矯正を比較した場合は、間違いなくワイヤー矯正の方が虫歯になるリスクが高くなっています。
マウスピースの取り扱い方法さえきちんと守れていれば、矯正中の虫歯を予防するのも難しくはありません。
ワイヤー矯正はデコボコとした装置が固定されているのに対し、インビザラインは装置を取り外した状態でブラッシングできます。
当然ですがワイヤー矯正の方が虫歯になるリスクが圧倒的に少なくなるといえます。
インターネット上の口コミでは、治療期間が長くなった背景については言及がないため、インビザライン矯正に対してネガティブな印象だけを持ってしまう方も多いかもしれませんが、適切な方法で治療を進めていけば、比較的短い期間で歯並びの問題を解決することも難しくはありません。
その点は誤解をしないようご注意ください。
インビザラインで後悔しないためのポイント
最後に、インビザライン矯正で後悔しないためのポイントを3つご紹介します。
1.自分の歯並びに合った治療計画を立てる
歯並びというのは、一人ひとりでまったく異なるものなので、自分に合った治療計画を立てることが重要です。
そうすればインターネット上で目にするインビザラインのリスクやデメリットの大半を回避できることでしょう。
当院の治療計画と設計体制について
当院では、まず担当医がインビザライン社との緊密なやり取りを通じて、患者様の口腔状態に最適なマウスピースの設計を行います。
完成した設計案は、専門のテクニカルドクターによって詳細にチェックされます。テクニカルドクターは設計の細部まで再確認し、患者様に最適な治療を提供するためのダブルチェックを行います。必要に応じて再び横浜トリートとやり取りをして修正を加えます。
当院のマウスピース設計は、このような3ステップの厳格なプロセスを踏むことで、通常の歯科医院では得られない高い品質と治療効果を実現しています。
2.信頼できる歯科医院を選ぶ
インビザライン矯正の実績が豊富で信頼できる歯科医院を見つけることができれば、歯並びの治療で後悔・失敗することもほとんどなくなります。
インビザライン矯正に関する知識が豊富で技術も高い歯科医院なら、あなたの歯並びに合った治療計画を立ててくれます。
当院の信頼に対する取り組み
当院は認定医師として3年連続レッドダイヤモンド受賞をしております。
これは、インビザラインを使用した矯正において、高い技術力と経験を有する医師であることを証明するものです。
インビザラインはマウスピース症例数に応じて仕入れ費用が安くなるため、お客様にとっても価格の面でお得な選択肢となります。
ルーチェマウスピース矯正歯科では、経験豊富なスタッフが、患者様一人ひとりに合った治療プランを提供し、美しい歯並びを手軽に実現できるようサポートいたします。お気軽にご相談ください。
3.治療期間中はきちんと通院する
インビザラインは、ワイヤー矯正のような細かい調整が必要ない治療法なので、ついつい通院を怠ってしまう方もいらっしゃいます。
確かに、インビザラインでは矯正のゴール地点までのマウスピースがスタート地点で完成しているため、通院する必要性をあまり感じないかもしれませんが、実際はそんなことはありません。
2ヵ月に1回くらいの頻度で専門家によるチェックを受けることで、装置やお口のトラブルを早期に発見できたり、治療の進み具合を正しく評価したりすることが可能となるからです。
まとめ
今回は、インビザラインのメリットやデメリット、後悔しないためのポイントなどをインターネット上の口コミを踏まえた上で解説しました。
インターネット上にはインビザラインに関する口コミがたくさん掲載されており、どれを信じたら良いのか困ってしまう場面も多いかと思いますが、とりあえずは本文でご紹介した内容を参考にしていただけたら幸いです。
インビザラインに関する疑問や不安があったり、口コミ以上の情報が知りたかったりする方は、いつでもお気軽に当院までご相談ください。
担当の歯科医師がインビザラインについてわかりやすくご説明します。
投稿・監修者プロフィール
- このブログでは、患者様や一般の方々が歯科医療に関する理解を深め、健康な歯と口腔を保つための情報を提供しています。新しい治療法や予防のためのケア方法、口腔衛生に関するヒントなど、幅広いトピックにわたって記事を更新いたします。