「歯並びは気になるけど、ギラギラした矯正装置はつけたくない…」
「矯正治療ってどのぐらいの期間がかかるんだろう…」
「今は流行りの透明で目立たない矯正治療ってどんなものなんだろう…」
よく、こんなお悩みや疑問をよく耳にします。
矯正治療を行い、美しい歯並びを手に入れると、見た目や健康面にも大きなメリットを得られます。
しかし、従来のワイヤー矯正の
「矯正装置が目立つ」
「痛みがひどい」
といったイメージから、 一歩踏み出せずにいる方は少なくありません。
もし、目立たずに透明で、痛みが少ない矯正方法があるとしたら、知りたくはありませんか?
この記事では、世界中で選ばれているマウスピース矯正、インビザラインについて、仕組みやメリット・デメリット、費用や期間などのすべてをどこよりも分かりやすく、解説します。
読み終える頃には、「これなら私にもできるかも!」と、理想の笑顔への具体的な一歩が見えているはずです。
ルーチェマウスピース矯正歯科では無料カウンセリングを実施しています。
どんな些細なお悩みでも、お気軽にご相談ください。
目次はこちら
そもそも、「インビザライン」とは?

インビザラインは、あなた専用に作られる、透明なマウスピース型の矯正装置です。
透明なマウスピースを段階的に交換しながら歯並びを調整していく矯正治療です。
1日20時間以上、装置を装着する必要はありますが、目立ちにくいという理由から多くの患者様から選ばれています。
開発したのは、アメリカのアライン・テクノロジー社。
1997年にアライン・テクノロジー社が開発した世界初のマウスピースによる矯正装置になります。
現在、世界には数多くのマウスピース型矯正装置が存在しますが、インビザラインはそれらとは一線を画す特許技術により、高い治療精度を得ています。
インビザラインは日本をはじめアメリカやカナダ、中国、イギリス、ドイツなど世界中のドクターや患者様からの支持も高く、世界で2,000万人以上を超える患者様が治療を受けられています。

インビザライン矯正の5つのメリット

なぜ、これほど多くの方がインビザラインを選ぶのでしょうか。その魅力的なメリットについて詳しく紹介していきます。
インビザラインのメリットは、以下の5つになります。
- 透明で目立ちにくい
- 痛みが少なく、快適
- 取り外し可能で衛生的
- 通院回数が少ない
- 3Dシミュレーションで治療の見通しが分かる
それぞれ詳しく解説していきます。
1. 矯正していると気づかれないほど「透明で自然」
インビザライン最大の魅力は、透明な見た目です。
特殊な医療用プラスチックで作られるアライナーは、装着していても、近くでじっくり見られない限り、他の人に気づかれる心配はほとんどありません。
そのため、大事な仕事の商談や友人との食事、結婚式や入学式での記念写真の撮影など、どんなシーンでも、口元を気にせずに臨めます。
2. 想像以上に「痛みが少なく、快適」
「矯正は痛い」というイメージがありますが、インビザラインは違います。
従来のワイヤー矯正のように、金属の装置が頬の裏や舌に当たって口内炎ができる…といったトラブルがインビザラインではほとんどありません。
また、1枚のアライナーで動かす歯の距離は、なんとわずか0.25mmほど。
強い力をかけず、段階的に動かす設計なので、歯が動く痛みも抑えられます。
痛みを最小限に抑えながら矯正治療ができるのは大きなメリットではないでしょか。
3. いつでも外せるから「衛生的でおいしい」
食事や歯磨きの時は、自分で簡単にマウスピースを取り外せます。
そのため、ワイヤー矯正のように
「食べ物が装置に絡まる」
「歯磨きがしにくい」
などといったストレスがありません。
また、マウスピースは取り外し可能で歯磨きも隅々までしっかりできるので、矯正中の虫歯や歯周病のリスクも減らせます。
4. 忙しいあなたに優しい「少ない通院回数」
治療計画に基づき、一度に複数枚のマウスピース(1〜2ヶ月分)をお渡しできます。そのため、通院は1.5〜2ヶ月に一度のチェックで大丈夫です。
仕事や学業、プライベートで忙しい方には、非常におすすめです。
5. ゴールが見える「安心の3Dシミュレーション」
治療を始める前に、ご自身の歯が動いていく過程から最終的なゴールまでを3D映像で確認できます。
治療途中でも、自分は今どの段階にいるのかも確認することが可能です。
そのため、最後までやり遂げるモチベーションを支えてくれます。
インビザライン矯正の5つのデメリット

インビザラインには様々なメリットがありますが、実はデメリットも存在しています。
インビザラインのデメリットは、以下の5つです。
- 装着時間の自己管理が必要
- 歯科医師のスキルに左右される
- 歯磨きのケアが重要
- 適応外の症例がある
- 紛失・破損のリスク
それぞれ解説していきます。
1. 装着時間の自己管理が必要
日々の装着時間に関しては患者様ご自身で管理していただく必要があります。
マウスピースは、基本的に1日合計20時間以上、1枚につき7〜10日間装着していただきます。
マウスピース型矯正装置にとって、装着時間は治療の成功に大きく関わります。
装着時間が守れない期間が多い場合は、シミュレーションのとおりに歯が動かず、治療期間が長引く恐れがあります。
装着時間を管理できない方には、厳しいかもしれません。
2. 歯科医師のスキルに左右される
マウスピース型矯正装置は専門的な知識と技術を持った歯科医師によって設計・経過観察される必要があります。
実際、歯科医師のスキルやレベルにはばらつきがあり、無理な設計の場合だと治療期間が延びたり、トラブルの原因に繋がったりしかねません。
さらに、マウスピース型矯正装置においては治療期間中の調整や保定期間のフォーローアップが大変重要となります。
必要な管理が不足していたり、歯科医師と患者様のコミュニケーションが不十分な場合でも、治療結果に悪影響を及ぼします。
知識と経験、技術を持った歯科医師を選ぶこと。
どのようなお悩みや疑問でも適切に話し合えるクリニックを選ぶと、満足のいく治療に繋がるでしょう。
もし、矯正歯科選びに迷っている方はこちらの記事を参考にしてみてください。
・矯正歯科選びの決定版!失敗しないためのポイントと見つけ方
3. 歯磨きのケアが重要
マウスピース矯正はデンタルケアがしやすく虫歯になりにくい矯正方法です。
しかし、日頃のケアを怠ってしまうと虫歯や歯周病になってしまうため、しっかり歯磨きしていただく必要があります。
特に、歯が動いている最中は一時的に歯と歯の間に隙間が生じます。
この隙間を効果的に磨くためにデンタルフロスや歯間ブラシなどをお使いいただくと、口腔内を清潔に保つことができます。

おすすめのブラッシング方法やデンタルケアグッズの選び方などは、お気軽に歯科医師や歯科衛生士にお尋ねください。
インビザライン中の歯磨きについて、詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
・インビザライン中の歯磨きはいつ?回数やタイミング、外出先でできないときの工夫まで徹底解説
4. 適応外の症例がある
昨今ではほとんどの症例に対応しているマウスピース矯正ですが、一部の症例ではマウスピースだけでは難しい症例もあります。
例えば、顎骨内に埋伏した歯を引き上げる必要がある場合、顎骨自体がずれていたり咬合の大きな不均衡がある場合など、歯科医師によってマウスピース矯正だけでは処置が難しいと判断された場合は、他の治療法と併せて総合的に治療していく必要があります。
5. 紛失・破損のリスク
マウスピースの取り外しができるからこそ、外出先でティッシュに包んで置き忘れたり、誤って捨ててしまったりという事例が多いです。
また、お子さんが手に取って遊んでマウスピースを壊してしまう事例も報告されています。
マウスピースは必ず専用ケースで保管するようにしましょう。
できれば、お子さんの手が届かない場所に保管するとなお安心です。
もし、マウスピースを紛失・破損させてしまった時は、焦らずかかりつけの歯科医に連絡してください。
インビザラインが選ばれている理由

数あるマウスピース型矯正装置の中で、なぜインビザラインが世界中から愛されているのでしょうか?
結論、アライン・テクノロジー社独自の先進技術に支えられているからです。
ここでは、もう少しインビザラインについて深堀りしていきます。
1. 世界で一番実績がある
インビザラインは世界100か国以上で2000万人以上の患者様がいる、世界でNo.1の治療実績を持つマウスピース矯正法です。
インビザラインは数多くの矯正治療で得られた豊富な症例データを持っています。
そのため、他のマウスピース矯正では断られるような複雑な症例でも対応可能です。
複雑な症例でも対応可能なのが、インビザラインが選ばれている理由の一つです。
2. 独自開発素材「スマートトラック」が生む、快適で効率的な歯の移動

インビザライン・システムでは2013年頃より、「Smart Track(スマートトラック)」と呼ばれるインビザライン独自の素材を採用しています。
Smart Trackは従来の一般的なマウスピースの素材と比較してより柔らかく、弾性が高いのが特徴です。
つまり、
- 薄い
- 装着感がよい
- 柔らかいのに矯正力(フォース)が持続する
という大きなメリットを得ることになりました。
他社のマウスピースと比べても比べ非常に薄く・柔らかく矯正力が高いです
また、歯牙全体のフィット感を高めることで装着時の違和感も少なくなりますし、より効率的に歯が動いてくれるようになります。
硬い素材だとどうしても着脱時に痛みや違和感が発生するのですが、素材が柔らかくしなやかになったことでこうしたトラブルもかなり緩和されました。
しかしSmart Trackでは矯正力(フォース)が持続することで1枚の想定使用期間のなかでも常に一定の力が加わり続けるようになりました。
これにより1枚のマウスピースでより歯がたくさん動くようになっております。

【Smart Track フォースの持続性の比較】
特にアジア人はガタつきのある叢生の症例が多いため、途中でマウスピースが合わなくなったりマウスピースの着脱の際に慣れが必要だったりする場合がありました。
ですが、Smart Trackではこれらの問題点が改善されております。
マウスピースというと少し堅めのイメージがあるかと思いますが、インビザライン・システムのマウスピースは軽く力を加えただけでしなるように曲がり、形状記憶のように戻っていきます。
Smart Trackの優秀さは是非ご来院いただいた際に実際に触って実感してください。
3. 複雑な歯の動きも可能にする「アタッチメント」

インビザライン・システムで用いられるアタッチメントは用途によって形状や大きさが異なり、必要に応じてドクターが設計時に設置したりAIによって必要部位に自動設置されたりします。
インビザラインの設計や治療計画の再現性の高さを支える重要なファクターの一つです。
アタッチメントについて詳しく知りたい方は、「インビザラインのアタッチメントとは? 効果・お手入れ・外れた時の対処法まで解説」「インビザラインのアタッチメント、知っておきたいあの疑問を徹底解説!」をご参照ください。
4. 治療の全工程を可視化する「3D治療計画(クリンチェック)」

当院におけるインビザライン矯正治療では、印象材による型取りは一切行わず、すべて3Dスキャン光学印象と呼ばれるiTero Element(以下iTero)で行っております。
・型取りの痛みや違和感がほとんどない
・噛み合わせも同時に採得できる
・3Dデータなのでブレがなく設計できる
・その場で患者様とスキャンデータを確認できる
従来のピンク色の粘土のような素材を用いる型取りの方法ですと違和感が強いため苦手な患者様が多いです。
また、石膏模型に作り替える際に大きさや細部の形が採得できていないことがありました。
これらの点をすべて改善したのがiTeroスキャンです。
また、iTeroで得た3Dデータをそのままインビザラインの設計(クリンチェック・プロ)に使用できます。
インビザラインのクリンチェック・プロでは0.1㎜単位で歯の傾斜や歯冠・歯根の位置、上下の噛み合わせ、ねじれ方向などを設計できます。これとCTを用いることで理想的な歯並びの実現が可能となりました。

また、クリンチェック・プロによってご自身の歯が何枚のマウスピースで、どれだけ動くのか、仕上がりはどのような歯並びかを事前に確認することが可能となりました。
これにより、ワイヤー矯正のようないつ終わるかが分からない、仕上がりが不透明のまま治療が始まるといった不安がなく、納得してから矯正を始めることができますし、患者様のモチベーション維持にも繋がります。
インビザラインの費用相場

インビザラインの費用は、治療範囲や歯並びの状態によって大きく異なります。
一般的に「全体矯正」か「部分矯正」かで金額帯が変わり、さらに使用するマウスピースの枚数や治療期間によっても金額が変わります。
あらかじめ相場を知っておくことで、治療計画を立てやすくなり、費用の見通しも明確になるでしょう。
ここでは、全国的な相場の目安とプラン別の費用相場を紹介します。
全体矯正と部分矯正の費用相場
| 項目 | 費用相場 |
| 全体矯正 | 700,000~1,200,000円 |
| 部分矯正 | 300,000~600,000円 |
全体矯正の費用はおおむね 70〜120万円前後 が全国平均です。
歯並び全体を動かすため、治療期間が長く、マウスピース枚数も多くなります。
一方で、前歯など一部分だけを整える部分矯正は 30〜60万円前後 が相場です。
部分矯正は軽度の症例に向いており、期間や費用を抑えたい方に適しています。
プランごとの費用相場
| プラン名 | 平均費用相場 |
| コンプリヘンシブ | 700,000~1,200,000円 |
| モデレート | 400,000~800,000円 |
| GO | 300,000~600,000円 |
| ライト | 450,000~700,000円 |
| エクスプレス | 300,000~500,000円 |
| ファースト | 600,000円 |
インビザラインには、いろんな症例に対応できるように複数のプランが用意されています。
使用可能なマウスピースの枚数でプランと値段が変わります。
コンプリヘンシブ・モデレート・GO・ライト・エクスプレスが成人矯正用のプランであり、ファーストは小児矯正用のプランです。
インビザラインのプランについて詳しく知りたい方は、「インビザラインの費用相場は?プランごとの費用や安く抑える方法も解説」をご参照ください。
当院の料金プランと料金表
| プラン名 | 治療費 | 治療期間 |
| 8枚コース/Invisalign アーリー | 33万円 | 約3ヶ半月〜4ヶ月 |
| 14枚コース/Invisalign ライト | 49万5千円 | 約4ヶ月〜6ヶ月 |
| 26枚コース/Invisalign モデレート | 66万円 | 約6ヶ月〜9ヶ月 |
| Invisalign フル1プラン | 88万円 | 9ヶ月〜1年3ヶ月 |
※治療期間は目安です。
※治療費は税込み価格となっております。
当院では、患者さまの症例や目的に合わせて、わかりやすい料金体系を設けています。
費用には、検査・診断料・マウスピース作製・調整・保定までのすべてが含まれており、
治療途中で追加料金が発生しにくい安心設計です。
また、クリニックによっては費用がかかる
- 毎月の調整費用
- 保定管理料
- 初診費用
- AIシミュレーション作成
こちら全ては無料にてご提供しております。
インビザライン矯正の支払い方法

料金の支払い方法は、下記のような手段があります。
- 一括払い
- 分割払い(クレジットカード、クリニックの分割払い)
- デンタルローン
いきなり数十万円の大金を用意するのが難しい方は、分割払いやデンタルローンの利用がおすすめです。
各支払い方法のメリットやデメリットについて詳しく知りたい方は、「マウスピース矯正の値段の平均は?金額を抑える方法も解説」をご参照ください。
インビザライン矯正は医療費控除が使えます

- 噛み合わせの改善
- 発音障害の解消
などのような医療目的の方は、インビザラインで医療費控除を利用可能です。
医療費控除を使うと費用負担が抑えられます。
医療費控除は、
- 初診料・診察料・検査費用
- マウスピース矯正の治療費(インビザラインなど)
- 矯正装置の作製・調整費
- 通院にかかった交通費(公共交通機関を利用した場合)
- 投薬料、歯のクリーニング(医師が治療の一環として必要と判断した場合)
といった費用が対象となります。
美容や審美目的の方は医療費控除が使えないのでご注意ください。
医療費控除について詳しく知りたい方は、「マウスピース矯正は医療費控除の対象です! 計算方法や申請方法について」をご参照ください。
インビザラインの治療期間

インビザラインの治療期間は、症例の難易度や装着時間の管理によって変動します。
この章では
- 平均期間
- 長引く原因
- 早く終わらせるコツ
を順に解説します。
インビザラインの平均治療期間
インビザライン矯正の治療期間は、患者一人ひとりの歯並びの状態や治療の目的によって異なりますが、一般的な平均治療期間は約1年半〜2年程度とされています。
前歯の軽度なガタつきやすきっ歯などの軽度な歯列不正であれば、治療期間は6ヶ月〜1年以内に収まることもあります。
特に、部分矯正のみで完了するようなケースでは、より短期間での治療が可能です。
難しい症例では、2年以上の期間がかかる場合があります。
インビザラインの治療期間について詳しく知りたい方は「インビザラインの治療期間・保定期間について 」をご参照ください。
矯正治療が長引くケースの共通点
インビザラインの治療期間は、患者様の自己管理の影響を大きく受けます。
- 装着時間の不足
- 定期的な通院を怠る
- マウスピースの紛失や破損
が発生すると、治療期間が伸びてしまい、「思っていたより時間がかかった!」となりかねません。
それぞれの項目について詳細に知りたい方は「インビザライン矯正を長引かせる行動 」をご参照ください。
矯正治療を早く終わらせるためのポイント
矯正治療を早く終わらせるためのポイントは下記です。
- マウスピースの装着時間を厳守する
- マウスピースの交換スケジュールを守る
- 通院を怠らない・予定通りに受診する
- マウスピースを正しく装着・取り扱う
- 口腔内の健康管理を怠らない
- 必要に応じて加速装置を利用する
それぞれの項目について詳細に知りたい方は「インビザライン矯正を早く終わらせる方法 」をご参照ください。
結局どっちがいいの?【インビザライン vs ワイヤー矯正】

インビザラインとワイヤー矯正との違いも気になる方もいらっしゃると思います。
ここでは、インビザラインとワイヤー矯正の比較表を記載していますので、参考にしてみてください。
結論、見た目を重視し、自己管理ができる方は、インビザラインが向いています。
あなたに合うのはどちらか、比較しながら見てみましょう。
| 項目 | インビザライン | ワイヤー矯正 |
| 見た目 | ◎ 透明でほとんど見えない | △〜× 金属やブラケットが目立つ |
| 痛み | ◎ 少ない | △ 強い痛みを感じやすい(調整直後など) |
| 食事 | ◎ いつも通り楽しめる | △ 食べ物が詰まりやすく、硬い物など制限も |
| お手入れ | ◎ 衛生的(外して歯磨きできる) | △ 磨き残しが多く、虫歯リスクが上がる |
| 通院頻度 | ◎ 1.5〜2ヶ月に1回 | △ 3〜4週間に1回 |
| 適応範囲 | ◯ 多くの症例に対応(重度は要相談) | ◎ ほぼ全ての症例に対応可能 |
| 費用相場 | 約30~120万円程度 | 約30〜170万円 |
インビザラインとワイヤー矯正について、詳しい詳細が知りたい方は、
「インビザラインとワイヤー矯正、どっちがいい? 選び方のポイントや費用・治療期間を比較 」をご覧ください。
歯科医と相談し、ご自身にあった最適な治療法を選択するようにしていきましょう。
ルーチェマウスピース矯正歯科では無料カウンセリングを実施しています。
どんな些細なお悩みでも、お気軽にご相談ください。
インビザライン矯正の治療の流れ

実際にインビザラインの治療を始める場合、どのような流れで治療を始めていくのか疑問を持つ人は多いのではないでしょうか?
ここでは、インビザラインの治療の流れについて解説していきます。
インビザライン矯正では、口腔内スキャンやCBCTを用いて患者様にできるだけストレスが無く、かつ迅速に治療が開始できるようになっています。
1. 初診・相談
歯科医師によるカウンセリングや患者様の歯並びや口腔内の確認を行います。
ここで、ご自身の口腔内の悩みをざっくばらんに歯科医に相談してみましょう。
2. 精密検査

当院では、患者様のお口の状態を正確に把握するため、精密検査を行っています。
具体的には、iTero(アイテロ)による口腔内スキャン(光学印象)で歯列や噛み合わせを、CT撮影で歯の根や骨格の詳細な情報を確認していきます。
特に、iTeroによる口腔内スキャンは、小型の装置で光を当てるだけですので、痛みや違和感をほとんど感じずにデータを採取可能です。
デジタルで不快感少なく歯型を採取できるので、従来の粘土のような材料を使う歯型採得が苦手だった方も安心です。
また、パノラマレントゲンやCBCTの撮影も行います。
検査終了後、歯科医師より、現在の状態と治療の概要やだいたいの治療期間などについてご説明いたします。
3. 治療計画の作成

精密検査の結果をもとに、患者様お一人おひとりの状態に合わせた3Dシミュレーションを作成いたします。
この3Dシミュレーションをご覧いただきながら、詳細な治療プランをご提案します。
シミュレーションでは、ご自身の歯がどのような順序で動いていくのか、そして歯並びの完成予想を3Dで立体的にご確認可能です。
この際、歯科医師よりより詳しい治療期間、使用するマウスピースの概算枚数などについてもご説明いたします。
患者様とご相談の上、治療計画にご納得いただき決定しましたら、マウスピースの製作に移ります。
なお、治療開始までに事前の抜歯や虫歯などの歯科治療が必要な場合は、マウスピース製作期間中に済ませましょう。
4. 治療の開始

クリニックにマウスピースが届き次第、速やかに治療を開始いたします。
多くの場合、初回の装着時(初装着のご予約時)に全てのマウスピースをお渡しします(症例により異なる場合もございます)。
以降は、ご自身でマウスピースを適切に保管・管理していただき、ご自宅で矯正治療を進めることが可能です。
マウスピースの交換頻度は7〜10日に1枚です。
5. 定期チェック
治療期間中は、約1ヶ月半~2ヶ月に一度のペースでご来院いただき、定期チェックを行います。
この定期チェックでは、計画通りに歯が動いているか、マウスピースが正しくフィットしているかなどを中心に確認していきます。
6. 保定期間
歯並びが治療計画通りの位置に整うと、矯正治療は完了となります。
しかし、動かしたばかりの歯には、元の位置に戻ろうとする性質、すなわち「後戻り」があります。
歯の後戻りを防ぎ、新しい位置に歯を安定させるためには「保定期間」が必要になります。
保定期間中には、リテーナーと呼ばれる専用の保定装置を使用していただきます。
このリテーナーの使用期間は、一般的に歯を動かした期間と同程度か、それ以上(数年間)を推奨しており、特に治療直後の最初の1年間は、食事と歯磨き以外の時間は終日装着していただくことが大切です。
保定期間について詳しく知りたい方は、「インビザライン矯正治療後の「平均保定期間」 」をご参照ください。
また、保定期間中も、リテーナーの適合状態や歯並びの安定をチェックするため、3ヶ月〜6ヶ月に一度のペースでご来院いただく必要があります。
リテーナーを正しく使用することで、美しい歯並びを長く維持することができますので、この保定期間についても責任をもってサポートさせていただきます。
リテーナーについて詳しく知りたい方は、「これを読めばすべてがわかる!インビザラインのリテーナーについて」をご参照ください。
インビザライン矯正中・矯正後の生活ガイド

実は、飲食・お風呂・喫煙・運動など、日常の何気ない行動にも矯正への影響があります。
正しい使い方と生活習慣を知ることで、装置の変形や汚れを防ぎ、治療をスムーズに進めることができるでしょう。
ここでは、治療中・治療後に注意すべき生活のポイントを紹介します。
飲食時の注意点
インビザライン矯正中や保定中は食事のときは必ずマウスピースを外します。
マウスピースを着けたまま食事をすると、マウスピースの変形・着色・破損の原因になるからです。
また、インビザライン装着中の飲み物は、基本的に「水のみ」が原則です。
コーヒーやお茶、ワインなどの飲み物は、着色リスクが高いためマウスピースを外してから飲むとよいでしょう。
また、60℃を超える熱い飲み物を飲むとマウスピースを変形させる可能性があります。
熱い飲み物を飲むときはマウスピースを外すのがおすすめです。
食後や糖分・色がついた飲み物を飲んだ後は歯磨きまたはうがいをしてからマウスピースを再装着しましょう。
この習慣を徹底することで、虫歯や着色を防ぎながら快適な治療を続けられます。
「ビールは?」
「無糖炭酸水はどうなの?」
「水以外にも飲めるものあるでしょ」
と思った方は、「インビザライン中に飲んでいい飲み物・ダメな飲み物とは?虫歯・着色を防ぐコツも解説」をご参照ください。
お風呂に入る際の注意点
基本的には、マウスピースを装着したまま入浴しても大丈夫です。
ただし、サウナに入るときは注意が必要です。
インビザラインのマウスピースは57℃以上の温度では変形すると言われています。
サウナは低温のものでも温度60℃を超えます。
鼻呼吸をしていれば問題ありませんが、口呼吸をしてしまうとサウナの高温の空気でマウスピースが変形してしまうかもしれません。
ですので、サウナに入る際はマウスピースを外して、ケースに入れてロッカーなどのわかりやすい場所に保管しておくと安心でしょう
喫煙時の注意点
喫煙時は必ずマウスピースを外しましょう。
タバコの熱とヤニによって、マウスピースが黄ばむだけでなく、変形するおそれもあります。
また、ニコチンによる歯肉の血流低下は矯正治療の妨げにもなります。
喫煙習慣がある方は、矯正期間中は本数を減らすか、できる限り控えることが理想です。
タバコを吸ったあとは、必ず歯磨きかマウスウォッシュをしてお口を清潔にしてからマウスピースを再装着するのが大事です。
タバコを吸ったあと、そのままマウスピースを装着してしまうと、マウスピースが着色してしまいます。
矯正中の喫煙リスクを理解し、治療の成功につなげましょう。
「アイコスならどうなの?」
「加熱式タバコは?」
と感じる方は「インビザライン中でも喫煙できる!矯正成功のためのポイントや喫煙のリスクを解説」をご参照いただくのをおすすめします。
運動時の注意点
軽い運動ではマウスピースを装着したままでも問題ありません。
しかし、マシーンを使った筋トレやラグビー、アメフト、ボクシングなどの一部のスポーツでは注意が必要です。
強い衝撃でマウスピースがずれたり、無意識に歯を食いしばってしまってマウスピースに負担がかかって破損したりする可能性があります。
運動中に飲み物を飲む際は、基本的に水を飲みましょう。
マウスピースをしたまま飲んでいいものは水だけです。
スポドリなどの糖分入りのドリンクを飲む際はマウスピースを外して飲むのをおすすめしています。
マウスピースを外してスポドリを飲んだあとは、歯みがきをするかマウスウォッシュで口をすすいでからマウスピースを装着しましょう。
歯磨きやマウスウォッシュをして、歯を清潔にしてからマウスピースを装着しないと、虫歯になりやすくなるからです。
マウスピース矯正の洗浄・衛生管理の方法
マウスピースを清潔に保つためには、毎日の洗浄が欠かせません。
基本はぬるま湯での水洗いと柔らかい歯ブラシによるブラッシングです。
熱湯は変形の原因になるため避けましょう。
さらに、専用の洗浄剤を週1〜2回使用することで、目に見えない汚れや菌を除去できます。
マウスピースの洗浄を怠ると、マウスピースが白くにごってきたり、変なにおいを発するようになってしまったりします。
快適なマウスピース矯正生活をするためには、マウスピースの毎日のお手入れが大事です。
マウスピースのお手入れ方法についてもっと詳しく知りたい方は、「マウスピース矯正における洗浄と衛生管理の大切さ」をご参照ください。
インビザライン矯正で後悔しないために見るべきポイント

インビザライン矯正は、目立ちにくさや利便性から非常に人気の高い矯正方法です。
しかし、「手軽に始められる」というイメージの反面、十分な準備や理解がないまま治療を開始してしまうと、思わぬトラブルや治療期間の延長につながりません。
そのため、治療を始める前に、ご自身で慎重に考え、治療について納得した上で決断することが大変重要です。
インビザライン矯正で満足のいく結果とスムーズな治療を得るために、特に以下の3つのポイントをしっかり押さえておくのがおすすめです。
具体的には、以下の3点です。
- ポイント① 信頼できる歯科医師・クリニックの選択
- ポイント② モチベーションの維持と自己管理
- ポイント③ ご自身の治療計画の正確な理解
それぞれ、順番に詳しく解説していきます。
①信頼できる歯科医師・クリニックの選択
インビザライン矯正は専門知識と経験を要する矯正方法です。
歯科医師の専門性や症例数を確認し、信頼できる歯科医師を選択しましょう。
また、ご自身が通いやすいクリニックや相談しやすい雰囲気のクリニックを選択することも大切です。
歯科医師の専門性や症例数を知る目安としておすすめなのが、インビザラインの認定医制度です。
認定医ランクが高ければ高いほど、数多くの治療をこなしており、専門性が高いと言えます。
そのため、インビザラインの認定医ランクを確認すると、そのクリニックがどれだけ実績を積んでいるかがわかります。
②モチベーションの維持と自己管理
ご自身の健康な歯を残しつつ綺麗な歯並びになる矯正治療で得られるメリットは大きいですが、理想の歯並びをすぐには得られません。
治療期間や予想される歯並びに関して歯科医師とよく相談し、モチベーションの維持に努めることで理想の結果に近づきます。
③治療計画の理解
インビザライン矯正はゴールに向かって少しずつ形の異なるマウスピースを交換して歯を移動させます。
治療計画や必要なマウスピースの数、どの歯が動いているかなどを把握しておくことが重要です。
また、治療の進捗状況の理解やトラブルがあった場合にも適切に対応することができます。
最高ランクの「レッドダイヤモンドプロバイダー」の歯科医師

インビザラインを取り扱うにはインビザライン・ドクターと呼ばれる特別なライセンスの取得が必要です。
インビザライン・ドクターの取得にも様々な条件があり、
・日本国内の歯科医師免許を持つ
・5年以上の歯科矯正の経験を持つ
かつ、Align Technology社による特別なセミナーを受講したドクターのみがライセンスを取得できます。
さらに、インビザライン・ドクターの中でもそれぞれの年間症例数に応じた世界共通のランクシステムが存在し、現在10のランクが存在します。

当院の院長 森下貴祥は昨年の年間症例数1,000症例以上の「レッドダイヤモンド・プロバイダー」を受賞しており、これは世界の上位1%未満、国内ではわずか数名の限られたドクターのみに与えられる称号です。
詳しい詳細についてはこちらの記事をご覧ください。
・インビザライン最高峰「レッドダイヤモンド」とは?4年連続レッドダイヤモンド認定医を受賞している
当院でのインビザライン矯正の治療例
当院でインビザライン矯正を行った方の事例をいくつか下記に紹介します。
上下の前歯がガタつき、出っ歯でお悩みの方のインビザライン治療例

上下の前歯がガタつき、出っ歯をインビザラインで治療した例です。
インビザライン フル1プランで治療しました。
治療にかかった期間は1年です。
この症例の詳細はこちらからご確認いただけます。
前歯のクロスバイトでお悩みの方をインビザラインで治療した例

前歯のクロスバイトをインビザラインで治療した例です。
インビザライン ライトプランで治療しました。
治療にかかった時間は半年です。
この症例の詳細はこちらからご確認いただけます。
上の前歯が飛び出しているお悩みをインビザラインで治療した例

上の前歯が飛び出しをインビザラインで治療した例です。
インビザライン アーリープランで治療しました。
治療にかかった期間は3か月です。
この症例の詳細はこちらからご確認いただけます。
歯がガタガタで噛み合わせが悪くお悩みの方をインビザラインで治療した例

歯がガタガタで噛み合わせが悪い症例をインビザラインで治療した例です。
インビザライン フル2プランで治療しました。
矯正にかかった期間は1年10か月です。
この症例の詳細はこちらからご確認いただけます。
これら以外の治療例をご覧になりたい方は「マウスピース矯正治療の治療例」や「症例写真」をご参照ください。
インビザライン矯正のよくある質問/疑問

症例により異なります。
早い方は、1〜2ヶ月で変化を感じられます。
出っ歯(上顎前突)や受け口(下顎前突)、オープンバイト(開咬)など、多くの症例に対応可能です。
当院で対応可能な症例をご確認したい方は「マウスピース矯正治療の治療例」をご参照ください。
費用は30万~120万円が相場です。当院では多くの料金プランをご用意しており、詳細は無料カウンセリングでご説明します。
インビザラインの費用相場についてもっと詳しく知りたい方は「インビザラインの費用相場は?プランごとの費用や安く抑える方法も解説」をご参照ください
可能です。
インビザライン矯正は、年齢を重ねても問題なく行うことができます。
歯の移動に関わる歯槽骨や歯根膜の新陳代謝は全ての人の体内で働いています。ですので、年齢を重ねても歯はきちんと動いてきてくれるのです。
ただし、加齢変化によってこの新陳代謝のスピードが遅くなったり、歯周病治療の必要性がある場合があります。
「大人でも本当に歯が動くの?」と疑問に感じた方は「成人矯正、大人になっても歯が動く理由と注意点について」をご参照ください。
事前にマウスピースを外していただき、食後は歯磨きまたはうがいをしてから再装着をお願いします。
装着初期に軽い締め付け感や痛みを感じることがありますが、多くの場合は2〜3日で慣れます。
歯が動いている証拠であり、強い痛みではありません。
どうしても気になる場合は、痛み止めを使用したり医師に相談したりするのも有効です。
インビザライン矯正で痛いときの対処法やNGについて詳しく知りたい方は「インビザラインは痛いって本当? 痛みの原因や対処法を解説」をご参照ください。
患者様の歯並びや顎の状態によって変わります。
軽度から中度の矯正なら3か月~1年程度です。
重度の矯正の場合は1年以上かかります。中には3年以上かかる方もいらっしゃいます。
症例によっては必要です。
特に歯が並ぶスペースが不足している場合、抜歯によって歯が動くスペースを確保する必要があります。
最近では、歯を削って隙間をつくる「IPR」で対応できるケースも増えています。
抜歯の要否は3Dシミュレーションで事前に確認できるのでご安心ください。
まれに歯が動く過程で一時的な知覚過敏を感じることがあります。
これは歯の神経が刺激を受けるためで、多くは数日で落ち着きます。
痛みが強い場合はアライナーを一時的に外し、知覚過敏用の歯磨き粉を使用すると緩和します。
心配な場合は早めに歯科医師にご相談ください。
まとめ
インビザラインについて、メリットからデメリット、治療の全容など様々なことをご紹介しました。
インビザラインのことは理解できたけれど、まだ「本当に自分にできるだろうか」「痛くないかな」といった不安がある方も少なくないと思います。
その不安な気持ち、一人で抱え込まないでください。
矯正治療は、あなたにとって人生の大きな決断の一つです。
当院はどんな些細な疑問や心配事にも、一つひとつ丁寧にお答えすることを大切にしています。
この記事では伝えきれなかった、あなた個人のお口の状態に合わせた具体的な治療期間や費用、そして何より、治療後の輝く笑顔のシミュレーションを、ぜひ一度ご覧になってみてください。きっと、漠然とした不安が、明確な希望へと変わるはずです。
まずはリラックスして、お話をしにくるような気持ちで、無料カウンセリングへお越しください。
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