近年は、歯並びの治療への関心が極めて高くなっています。
おそらく、皆様の周りにも歯列矯正を始めた、あるいは検討している方がいらっしゃるのではないでしょうか。
その中でも注目を集めているのが「マウスピース矯正」です。
透明なマウスピースを着けるだけで歯並びをきれいにできる点が多くの人を魅了しているのでしょう。
本コラムマウスピース矯正の値段相場や費用を安く抑える方法などを表参道のルーチェ・マウスピース矯正歯科がわかりやすく解説をします。
マウスピース矯正の値段相場
皆様はマウスピース矯正の値段相場にどのようなイメージをお持ちですか?
装置が目立たず、食事や歯磨きを普段通りに行える快適な矯正法だけに、値段も高くなるように感じているかもしれませんね。
ここではマウスピース矯正の代名詞ともいえる「インビザライン」の全国的な値段相場をご紹介します。
出っ歯・すきっ歯などの値段相場
マウスピース矯正のインビザラインは、出っ歯やすきっ歯、受け口といったほとんどの歯並びに適応できます。マウスピース矯正の値段に関しては、歯並びの種類によって相場が変わるというものではありません。
マウスピース矯正の値段を左右するのは「重症度」です。
軽度から中等度の歯並びの異常
中等度の歯並び
18回コース/期間9ヶ月:全体的なガタガタ、出っ歯の方の症例
詳しい症例写真についてはこちらへ
出っ歯やすきっ歯の症状が軽度から中等度で、抜歯も必要がないケースなら、350,000~600,000円程度で治せることが多いです。
当院でも8・12・18・24回のように、歯並びの症状に応じていくつかのコースをご用意しております。
マウスピース矯正の値段がいくらになるかは精密検査を行ってからでなければ、正確にお伝えすることは難しいです。
重度の歯並びの異常
重度の歯並び
難症例・無制限コース/期間3年:歯が並びきらず重なっている・歯のガタガタでお悩みの方の症例
詳しい症例写真についてはこちらへ
出っ歯やすきっ歯などの重症度が高く、治療期間も2~3年に及ぶようなケースでは、使用できるマウスピースの枚数は無制限となります。専門的には“難症例”と呼ばれるようなケースですね。
難症例のような歯並びをマウスピース矯正で治す場合は、800,000~1,200,000円程度かかるのが一般的です。
当院でも難症例の無制限コースに関しては、ケースによって値段が大きく変わります。
噛み合わせなどの値段相場
歯並びはきれいに整っているけれど、上下の歯列の噛み合わせに問題がある場合も重症度によって値段相場が変わります。
上下の噛み合わせを微調整する程度の症例なら、350,000~450,000円くらいで治せることが多いです。
噛み合わせの異常が中等度の場合は500,000~700,000円くらいの費用がかかります。
骨格的な問題に由来する噛み合わせの異常は、それ以上の値段がかかるか、そもそもマウスピース矯正では治せないことも珍しくありません。
マウスピース矯正とワイヤー矯正の値段相場比較
続いては、マウスピース矯正とワイヤー矯正の値段相場の比較です。マウスピース矯正を検討中の方は、とても気になる点かと思います。
マウスピース矯正の値段は350,000~1,200,000円
上段でも解説した通り、マウスピース矯正(インビザライン)の全国的な値段相場は、350,000~1,200,000円程度となっています。
重症度に応じて値段も細かく分けられているのもインビザラインの大きな特長のひとつです。
これは検査から診断、治療計画の立案、矯正装置の作製までをデジタル管理できるインビザラインならではの料金体系といえるでしょう。
ワイヤー矯正の値段は800,000~1,400,000円
ワイヤー矯正は、マウスピース矯正のインビザラインと比較すると“アナログ”な治療法といえます。
1本1本の歯にブラケットと呼ばれる装置を着けて、歯列全体に金属製のワイヤーを通します。そんなワイヤー矯正では、歯並びの重症度にかかわらず、一定の手間や時間がかかることから、値段相場は800,000~1,000,000円程度となっています。
装置が目立ちにくい「裏側矯正」を選択した場合は、1,400,000円前後になるのが一般的です。
裏側矯正は、特別な装置を使うだけではなく、高度な技術も必要となるため、値段も高くなってしまうのです。
その点、マウスピース矯正はどんなシステムを選択したとしても「装置が目立たない」という利点は必ず得られます。
矯正治療の費用を抑えたいのならマウスピース矯正がおすすめ
歯並びの治療のコスト面を重視される方には、間違いなくマウスピース矯正がおすすめです。
マウスピース矯正のインビザラインならワイヤー矯正よりも値段が安くなるケースがほとんどといえます。とくに軽度の歯並びの乱れは、ワイヤー矯正の半額程度で治せることもあります。
マウスピース矯正の支払い方法は?
マウスピース矯正の値段はワイヤー矯正よりも安く、気軽に始めることができます。
とはいえ数十万円の出費となると、支払いに不安を感じる方も多いことでしょう。ここではそんなマウスピース矯正の支払い方法についてかんたんにご説明します。
デンタルローン
デンタルローンとは、歯科治療に特化した立替払いサービスです。高額な治療費を一度に支払うことが困難な場合、このローンを利用することで、必要な治療が受けられます。
デンタルローンのメリット
デンタルローンには、次に挙げるようなメリットがあります。
経済的負担の軽減: デンタルローンは、一度に大きな出費をせずに、歯科治療を受けることを可能にします。これは、インプラントや審美歯科治療など、保険適用外の高額な治療を必要とする場合に特に有用です。
利息のない期間がある
デンタルローンの種類によっては、無利息期間を設けている場合があります。この期間内に全額を返済すれば、追加の金利がかからずに済みます。
治療選択の自由度
デンタルローンがあることで、費用の多寡に左右されず、最良の治療を選択することができます。これにより、結果的に最適な医療を受けることが可能となります。
返済の柔軟性
デンタルローンは、返済計画の設定に柔軟性があります。借りる金額や返済期間、月々の返済額などを、個々の生活環境や経済状況に合わせて調整することが可能です。
治療開始の早期化
デンタルローンの申し込みと承認プロセスは迅速で、必要な治療をすぐに始めることができます。これは、急を要する治療や、早期治療が重要な状況で非常に有用です。
デンタルローンには以上のようなメリットがありますが、金利、返済期間、手数料等、全ての条件をよく理解し、返済能力を適切に評価することが重要です。
都度払い
矯正治療は、歯科医院によって値段の内訳等が異なる場合があります。最もわかりやすいのは「トータルフィー方式」ですね。
基本料から調整料、保定装置に至るまで、すべての費用が含まれている値段表示です。始めに支払った費用以外は基本的に発生しないため、トラブルなども起こりにくいです。
ただ、トータルフィー方式だと患者さんの負担が大きくなることから、都度払いを希望される方も多くはありません。
都度払いとは、毎回の調整料などをその都度、支払う方式で、経済的な負担を分散することが可能となります。都度払いに対応しているかどうかは、歯科医院によって異なりますので、それぞれお問い合わせください。
当医院では「毎回の調整料」はありませんのでご安心ください。
マウスピース矯正の費用を安くする方法
ここまではマウスピース矯正の値段相場や支払い方法についての解説となりましたが、やはり“高額”である点がネックとなってしまっている方も少なくないことでしょう。
マウスピース矯正は、ワイヤー矯正よりも敷居が低く、メリットの多い矯正法であるため、もう少しだけ安くなれば一歩踏み出せるのに。そんな方は次のような方法を活用してみてください。
キャンペーンを活用
歯科医院によっては、マウスピース矯正のキャンペーンを行っていることがあります。
例えば、インビザラインのモニターとして治療を受けた場合は、治療にかかる費用が大幅に割引されます。割引の幅や適応症はキャンペーンを行っている歯科医院によって大きく異なります。
その他、マウスピース矯正では精密検査や全体矯正の費用をキャンペーンで減額している場合もあります。
マウスピース矯正の割引というのは、もともとの値段が高額なので、その効果も極めて大きくなります。キャンペーンによっては数万円から数十万円安くなることもあるでしょう。
当院ではキャンペーンとしてお手軽に始められる「4回お試し 107,8000円」や軽度の症例「8回コース 33万円」や他医院で断られた「約10ヶ月コース 63万円」などご用意しております。
キャンペーンモニターって何するの?
マウスピース矯正のキャンペーンモニターは、通常の治療と大きく変わる点はありません。
キャンペーンモニターだからといって矯正の結果が悪くなることはないのです。使用するマウスピースも通常のものと変わりません。ただ、マウスピース矯正が進んで行く過程で、随時、治療部位の写真撮影を行うことがあります。その他のキャンペーンモニターも同じですが、サービスを受けた記録を写真などで残していく必要があるのです。それを最終的には、歯科医院のホームページなどに掲載します。
皆様も歯科医院のホームページでマウスピース矯正を受けている人のお口の写真を見たことがありますよね。マウスピース矯正のビフォーアフターを掲載している歯科医院などもあります。
そうした資料はキャンペーンモニターで集めていることも珍しくありません。
そこで不安になるのが「顔写真」や「実名」の掲載ですね。
マウスピース矯正をキャンペーンモニターで安くしてもらう場合は、顔写真や実名まで公表されそうなものです。その点はご安心ください。
マウスピース矯正のキャンペーンモニターで顔写真や実名が公表されることはまずありません。一般的には歯列全体が写っている画像と年齢、性別、歯並びの症状、診断名などが掲載されます。その情報だけで個人が特定されることもないでしょう。
キャンペーンモニターは誰でも受けられる?
マウスピース矯正のキャンペーンモニターには、人数制限がかかっていることが多いです。キャンペーンモニターを希望するすべての人が受けられるというわけではありませんので、その点はご注意ください。
もっとも重要なのは歯並びの状態です。歯科医院が情報を集めたいと考えている歯並びの人でなければ、キャンペーンモニターとして採用されにくいでしょう。
そもそもマウスピース矯正のキャンペーンモニターを実施している歯科医院は、全国的にも極めて少ないといえます。
医療控除対象になるかの確認
マウスピース矯正の費用を安くしたいという方は、医療費控除をご利用ください。インビザラインを始めとしたマウスピース矯正は、医療費控除の対象となります。
医療費控除とは?
医療費控除とは、1年間に支払った医療費の総額が100,000円(基本)を超えた場合に、税金の控除が受けられる制度です。マウスピース矯正はどんなに安くても200,000~300,000円程度はかかるため、ほぼすべてのケースで医療費控除の対象となるといえるでしょう。
医療費控除の対象となる医療費は、病気やけがの治療のために支払った費用全般です。
具体的には、医薬品費、診察費、入院費、手術費、検査費、介護サービス費、通院交通費などが含まれます。
ただし、美容整形手術の費用や健康食品の購入費など、健康維持のための費用や美容目的の費用は控除の対象外となります。
マウスピース矯正も審美性の向上だけを目的とした場合は、医療費控除の対象外となり得ますのでご注意ください。その点はカウンセリングの際に確認しておきましょう。
医療費控除の申請に必要な書類
医療費控除を申請するには以下の書類が必要です
- 医療費控除の明細書
- 医療費の支払いを証明する領収書(提出は不要)
- 確定申告書
- 源泉徴収票
- 本人確認書類
医療費控除の申請手順
医療費の支払いがあった年度に所得税の確定申告を行います。
医療費控除を申告する際には、「所得税及び復興特別税の確定申告書」に、「医療費控除の明細書」を添えて提出します。その他、証明書等の必要書類を確認し、全ての申告書と一緒に税務署へ提出します。
医療費控除の注意点
医療費控除申請にあたっての注意点は次の通りです。
控除の対象となる医療費は、一定の限度額を超えた部分です。この限度額は、申告者の所得により異なります。自己負担額の計算には、公的医療保険からの給付金等は含まれません。
医療費控除は原則として、所得税の確定申告とともに行うものです。確定申告を行わないと医療費控除は受けられないため注意が必要です。
まとめ
今回は、マウスピース矯正の値段相場や費用を安くする方法について、表参道のルーチェ・マウスピース矯正歯科が解説しました。
マウスピース矯正はワイヤー矯正よりも値段が安くなることが多いです。
また、費用を安くする方法もいくつかありますので、関心のある方はお気軽に当院までご相談ください。当院はマウスピース矯正のインビザラインに力を入れている歯医者さんです。
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