マウスピースを使った矯正法としてはインビザラインが有名ですが、「キレイライン」という名前も見聞きすることが多くなってきました。
キレイラインは、その名前からもわかるとおり日本で開発されたマウスピース矯正なので、その他のマウスピース矯正とは何が違うのか気になっている方も多いようです。
ここではそんなキレイライン矯正の口コミをGoogleAIで調査した結果について、歯科医師が詳しく解説したいと思います。
目次はこちら
キレイラインの口コミまとめ
インターネット上には、キレイラインに関する口コミが多数、見られます。口コミというのは、それぞれが自分の主観に基づいて発信している情報であることから、どのように捉えたら良いのか迷っている方もいらっしゃることでしょう。
そこでこの章では、キレイラインに関する「効果」「費用」「痛み」という3つのカテゴリーに分けて、GoogleAIによる調査の結果を歯科医師が解説したいと思います。
効果に関する口コミ
以下に、GoogleAIによる「効果」の調査結果を記載いたします。
キレイラインの口コミで効果に関する口コミは、大きく分けて以下の2つの傾向があります。
効果を実感できたという口コミ
- 「歯並びがきれいになって、笑顔に自信が持てるようになりました。」
- 「歯の隙間がなくなり、顔の印象が明るくなりました。」
- 「噛み合わせが良くなり、食事がしやすくなりました。」
このような口コミは、キレイラインの矯正効果を実感できたという内容のものです。
歯並びが改善することで、笑顔や顔の印象が良くなったり、食事がしやすくなったりと、さまざまな良い変化を実感しているようです。
効果は期待通りだったという口コミ
- 「キレイラインの説明通りに進み、納得のいく結果になりました。」
- 「痛みや違和感も少なく、無理なく矯正できました。」
- 「費用もリーズナブルで、満足しています。」
このような口コミは、キレイラインの矯正効果に期待通りの結果が得られたという内容のものです。
キレイラインの説明通りに矯正が進んだことや、痛みや違和感が少ないこと、費用がリーズナブルなことなど、さまざまな点で満足しているようです。
また、キレイラインの矯正は、部分矯正のため、短期間で効果が出る点も好評です。
- 「2ヶ月で歯並びが改善し、周囲から驚かれました。」
- 「1年で矯正が完了し、費用も抑えられました。」
このような口コミは、短期間で効果が出たことを喜んでいる内容のものです。部分矯正は、全体矯正に比べて費用が抑えられることも魅力の一つです。
一方で、キレイラインの矯正では、以下の点に注意が必要です。
歯の裏側に装置を付ける「裏側矯正」と異なり、表側にマウスピースを装着するため、歯並びの悪さが目立つ場合があります。
マウスピースを20時間以上装着する必要があり、装着を忘れたり、正しく装着しないと効果が得られません。
調査結果からまず読み取れるのは、キレイラインの効果に満足している口コミが多い点です。
引用した文章からもわかるように、口コミの傾向は2つに分かれるものの、どちらも結果的にはキレイラインの効果に満足しています。極端に悪い口コミがなく、全体的には良い印象を持っている人が多いですね。
そこで注意が必要なのがキレイラインの特性です。キレイラインは、もともと軽微な歯並びの乱れが適応となるマウスピース矯正なので、治療が大きく失敗するリスクはほとんどありません。
例えば、口コミにもあるように「歯の隙間がなくなった」とか「痛みが少なく、無理なく矯正できた」という感想は、短期間で終わる部分矯正でも実感しやすい効果といえます。
また、「費用もリーズナブルで満足している」という口コミも、もともと費用が安い部分矯正では当然といえる感想です。
＜キレイラインの主な特徴＞
もともとは軽微な歯並びの乱れが適応となるマウスピース矯正のため必然的に口コミが集まりやすい
・そのため治療が大きく失敗するリスクは少ない
・期間も短く痛みも少ない
・費用もリーズナブルな場合もある
もちろん、「2ヶ月で歯並びが改善し、周囲から驚かれた」や「1年で矯正が完了し、費用も抑えられた」ことも、患者さんにとって極めて大きなメリットといえますが、それはキレイラインに限ったことではなく、部分矯正全般に共通している特長であることを強調しておきます。
費用に関する口コミ
次に、キレイラインの費用に関するGoogleAIの調査結果を記載いたします。
キレイラインの費用に関する口コミは、大きく分けて以下の2つの傾向があります。
費用がリーズナブルだったという口コミ
- 「部分矯正で、費用が20万円台で済みました。」
- 「他の矯正と比べて、費用が安くて助かりました。」
このような口コミは、キレイラインの費用がリーズナブルだったという内容のものです。
部分矯正の場合、費用は20万円台からとなっており、全体矯正に比べて費用を抑えることができます。
費用が思っていたより高かったという口コミ
- 「費用が30万円を超えてしまい、少し高く感じました。」
- 「他の矯正と比べて、費用が安いと聞いていたので、少し残念でした。」
このような口コミは、キレイラインの費用が思っていたより高かったという内容のものです。キレイラインの費用は、症例によって異なりますが、30万円台を超える場合もあります。
そのため、費用を抑えたい方には、他の矯正方法も検討することをおすすめします。
なお、キレイラインの費用には、初回検査料や再診料は含まれていません。初回検査料は、2万円（税込22,000円）程度、再診料は、1万円（税込11,000円）程度です。
キレイラインの費用を検討する際には、初回検査を受けて、具体的な費用を把握するようにしましょう。
キレイラインの費用に関しては、口コミの傾向が両極端にわかれているようですね。この点は、歯並びの治療法としてキレイラインを検討する際にとても重要なポイントとなります。
なぜならキレイラインとその他のマウスピース矯正との大きな違いはコスト面にあるからです。
キレイラインは矯正治療を2万円（税込22,000円）から受けられることで有名となりましたが、それはあくまで初回の料金で、2回目以降は5万円（税込55,000円）となっています。
当然ですが歯並びの治療を初回だけで終わらせることは難しいため、結局は4回コースや7回コース、10回コースなどを選択することになります。
10回コースに関しては、もうすでに装置の費用だけで50万円近くになるため、キレイラインにおける最大でもメリットともいえるコストパフォーマンスの良さは失われてしまいます。
キレイラインの費用面で良い口コミを書いている人も「部分矯正の費用が20万円台で済んだ」という感想を持っており、本当に数万円で歯並びを治せるわけではないことがわかりますよね。
つまり、キレイラインの魅力というのは、マウスピース矯正を2万円から始められるという敷居の低さにあるといえます。それは必ずしも矯正にかかる費用を実質的に抑えられるわけではありませんのでご注意ください。
また、「費用が30万円以上かかった」とか「他の矯正法よりも安くなくて残念だった」といった口コミからもわかるように、ケースによってはその他のマウスピース矯正よりもキレイラインの方が高くなる可能性も十分にあります。
それは矯正システムの質と関連している点であり、たくさんの実績があったり、精度の高い治療を提供できたりするマウスピース矯正の方が早く、効率良く歯を動かせるものだからです。
＜キレイラインの費用についてまとめ＞
キレイラインは初期費用が安いことで有名になったが、あくまで初回の料金のみで総額は千差万別
・キレイラインの費用には、初回検査料や再診料が含まれていない
・コース内容が増えれば総額も高くなる場合もあり、口コミも高い、安いと極端になる
・キレイラインは初回診察を受けて総額を把握する事が大切
痛みに関する口コミ
続いては、キレイラインの効果に関するGoogleAIの調査結果を記載いたします。
キレイラインの痛みに関する口コミは、大きく分けて以下の2つの傾向があります。
痛みはほとんどなかったという口コミ
- 「痛みや違和感はほとんどなく、無理なく矯正できました。」
- 「新しいマウスピースを装着した最初の数日だけ、違和感がありましたが、すぐに慣れました。」
このような口コミは、痛みや違和感がほとんどなかったという内容のものです。
キレイラインは、従来の矯正方法と比べて、痛みや違和感が少ないことが特徴です。
痛みや違和感があったという口コミ
- 「新しいマウスピースを装着した時には、少し痛みました。」
- 「歯が動く時に、違和感や痛みを感じました。」
このような口コミは、痛みや違和感があったという内容のものです。
キレイラインでも、歯を動かす際には、多少の痛みや違和感が生じることがあります。
痛みや違和感の程度は、個人差があります。また、歯並びの状態や、マウスピースの装着方法によっても異なります。
キレイラインの痛みや違和感を軽減するためには、以下の点に注意しましょう。
・マウスピースを正しく装着する
・マウスピースを20時間以上装着する
・マウスピースを装着する前に、歯磨きやうがいをする
また、痛みや違和感が気になる場合は、担当医に相談するようにしましょう。
なお、キレイラインでは、痛みや違和感が強い場合は、マウスピースの装着時間を減らすなどの対応が可能です。
キレイラインの痛みに関する口コミも費用と同じように二極化していますね。
キレイラインに対して良い印象を抱いた口コミでは、「痛みがほとんどなかった」「痛みはあったけれどすぐに慣れた」といった意見が見られ、悪い印象を抱いた口コミでは、痛みや違和感へのネガティブな感想が目立っています。
これは正直、キレイラインというよりは、マウスピース矯正全般における感想といっても間違いではありません。仮にインビザライン矯正で同様の調査を行ったとしても、同様の結果が得られることでしょう。
ですから、キレイラインだから特別痛い、もしくは痛くないということはありませんので、その点はご注意ください。
ちなみに、マウスピースを装着した時の痛みや違和感、歯茎への刺激という観点では、キレイラインよりもインビザラインの方が優れているといえるでしょう。
というのもキレイラインのマウスピースは、わずかにではありますが歯茎の部分まで覆うことになるからです。インビザラインのマウスピースは基本的に歯だけを覆うため、歯茎を刺激することはありませんし、口腔内への圧迫感も比較的少ないといえるしょう。
＜キレイラインの痛みや違和感についてまとめ＞
・痛みや違和感についてはマウスピース矯正全般における感想と考えた方が良い
・違和感、歯茎への刺激という観点では、キレイラインよりもインビザラインの方が優れている
キレイラインの口コミでよくある質問と回答
最後に、キレイラインに関するよくある質問に歯科医師がお答えします。
効果が出る期間は？
キレイラインによる矯正効果が現れるまでの期間は、ケースによって大きく異なります。一般的な症例であれば、治療から2～3ヵ月経過後に矯正効果を実感できるようになるでしょう。
上でも解説したように、キレイラインを最後まで行っても歯並び矯正の効果を実感できない場合もありますので、その点は注意が必要です。
費用はいくら？
キレイラインは、初回2万円（税込22,000円）から始められますが、それだけで歯並びの治療が完了することはまずありません。
初回はあくまで“お試し”という感覚で治療を受けて、続けられそうであれば、費用がやや安くなるコースプランを選択すると良いでしょう。
キレイラインでは、4回コースを17.6万円(税込)、7回コースを31.9万円(税込)、10回コースを46.2万円(税込)で提供しているようです。コースを選択せずにその都度、料金を支払っていくと、総額としては費用がやや高くなります。
キレイラインの価格（税込）当サイト調べ
・初回；20,000円
・4回コース；176,000円
・7回コース：319,000円
・10回コース：462,000円
・都度払いは更に高額になる
痛みはどのくらい？
キレイラインは、マウスピース矯正の一種なので、ワイヤー矯正ほどの強い痛みを伴うことはありません。それは比較的弱い力で歯を着実に動かしていくからです。
インターネット上の口コミにもあるように、初めてマウスピースを付けた時や新しいマウスピースに交換した直後などは、比較的強い痛みや違和感が生じやすくなってはいますが、我慢できないほどの症状が現れることは稀です。
ワイヤー矯正のように「お粥しか食べられない」という事態に陥ることもほぼないと考えて良いといえます。ですから、キレイラインによる痛みが辛くて、矯正を諦めたり、中断したりする人もまずいないと考えていただいて問題ありません。
まとめ
このように、キレイライン矯正の口コミをGoogleAIで調査してみると、実際に治療を受けた人の生の声を的確に拾い上げることができます。
GoogleAIによる分析は、あくまで人工知能によるものなので、それをそのまま受け入れることはおすすめできません。やはり、インターネット上の情報には偏りがあるため、専門家による分析や意見を重視した方が良いといえるでしょう。
今回の調査結果を踏まえて歯科医師の観点からキレイラインについて評価すると「マウスピース矯正の敷居を下げることに注力した治療システム」と表現できます。
ただ、それは本当に安い価格で歯並びを治せるというわけではなく、2万円という手ごろな価格でマウスピース矯正を試せるという意味なので、実質的にリーズナブルであるわけではありませんのでご注意ください。
また、部分矯正のみに対応している、過去の実績が乏しい、対応している歯科医院が少ないなど、欠点ともいえる要素も目立つことから、治療法の選択は慎重に行うことをおすすめします。
当院では患者様により理想の歯並びをご実感していただくために、無料の３Dシミュレーションを無料でご提供しております。
当院ではキャンペーンとしてお手軽に始められる「４回お試し 107,8000円」や軽度の症例「８回コース 33万円」や他医院で断られた「約10ヶ月コース(フル) 63万円」などご用意しております。お気軽にご相談ください。
投稿・監修者プロフィール
- このブログでは、患者様や一般の方々が歯科医療に関する理解を深め、健康な歯と口腔を保つための情報を提供しています。新しい治療法や予防のためのケア方法、口腔衛生に関するヒントなど、幅広いトピックにわたって記事を更新いたします。
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